(2018年8月追記しました)
こんにちは、アスマです。
旅先でのインターネット接続どうしていますか?キャリアケータイの国際ローミングやモバイルルーターレンタルなどいろいろ手段はあると思いますが、自分は現地でプリペイドSIMカードを入手し、現地の通信ネットワークを使ってネット接続しています。
もともとはモバイルルーターをレンタルしていたんですが値段を考えると現地SIMのが良いなと思い、今では毎回現地でSIMを調達しています。
今日は自分がよく行く旅行先であるインドネシアの現地プリペイドSIMについて知っていることをまとめようと思います。
まずはSIMフリースマホを手に入れる
現地でプリペイドSIMを使ってネット通信する前に事前準備としてSIMフリースマホを手に入れておきましょう。日本のキャリアスマホは購入段階ではSIMロックというロックがかかっていて、他のキャリアのSIMを挿しただけでは通信ネットワークを使えないようになっています。auで購入したiPhoneにソフトバンクのSIMを挿入しても使用できませんよね。
同様に海外のSIMを挿しただけでは通信は不可能なので事前に携帯電話をSIMフリーにしておきましょう。方法としては2通り。今のスマホのSIMロックを解除するかSIMフリー携帯を購入するかです。
SIMフリー携帯購入
手っ取り早いのはSIMフリー携帯を購入してしまう方だとは思います。iPhoneなら直接アップルから買えば良いですし、今はネットで購入するのが手っ取り早いですね。
ちなみに自分のおすすめはHuawei P20 lite です!
中華Androidで値段も3万円程度と高くないですがデザインは洗練されていますし、性能は普段遣いには全く問題ないレベルだと思います。つまり、かなりコスパが高い機種ってことですね。メルカリだと25,000円なんで自分はメルカリで買いましたが、メルカリでのスマホ購入は割とトラップもあるのでそこが心配ならAmazonで買うのがいいと思います。
このスマホはデュアルSIMといってSIMカードが2枚入るんですが2枚めは2G電波用なので2G電波の無い日本では使えません。自分はSIMカードケース代わりにしています笑。日本のSIMカードを交換のときとかに失くすとかなり痛いのでわりとそこは重宝してます。
SIMロックを解除する
手持ちのスマホがSIMロック解除可能なスマホなら、初期費用がほとんどかからないのでSIMロック解除も有りだと思います。ただし発売時期によってロック解除ができなかったり、契約から半年は不可など契約状況によっても不可能だったりするのでそこはそれぞれの機種について調べてみてください。
それとSIMロックを解除する際は可能な限りネットから解除するようにしましょう。店頭でも解除はできるのですが、手数料として3000円くらい取られます。ネットでやると一瞬で終わるのに3000円取られるのもアホらしいですよね。
どのSIMカードを手に入れればよいのか
SIMフリースマホを手に入れたら出発前の準備は完了です。次は現地でSIMカードを手に入れましょう。そこで次に問題になるのがどのSIMを買えばいいの?という点だと思います。
インドネシアにはtelcomsel、XL、indosatなどの通信会社がありますが、ここでは敢えて1社のSIMしか勧めません。それはTelcomselのSimPATIです
この真っ赤な色が目印。なぜTelcomselかというとまずインドネシアでのシェアが一番大きい、つまりどこでも一番安定して繋がることが挙げられます。日本で言うDocomo的な感じ。
あとsimPATIが一番入手しやすいです。結局、モノがないとどうしようも無いですからね。ここからはsimPATIに絞った話にしていきます。
どこでSIMカードを手に入れればよいのか
現地でのSIMカード入手先は大きく分けると2通りになります。それは空港か路上かです。(街中のモールで買うのは路上の分類にしました)
空港で買う
やはり到着した瞬間からインターネットを使いたいもの。どこに旅行に行くにしても空港で購入するのが王道パターンです。私もフィリピンに行くときは毎回空港で購入しています。
が!
インドネシアのSIMカード購入事情は他国と少し違うので自分は路上で購入しています。以下その点を書いてきます。
違う点①値段が路上に比べて高い
他の国ではあり得るんでしょうか?同じ会社、同じプランなのに空港SIMの方が値段が明らかに高いです。2Gbのプランでも180,000ルピア(約1500円)。基本的に何も言わないと25Gbの高いプランで買わされてしまいます。それが350,000ルピア(約3000円)。路上で買うと10Gbで700円くらいですから明らかに高いですよね。一体なぜなのか...
違う点②路上に比べて特段親切じゃない
これは私の当たった店員だけかもしれませんが...
他の国で空港でSIMカードを買うと大体手取り足取り設定やらアクチベーションやらもろもろやってくれますよね。向こうもこっちが旅行者で何も知らないのを知ってますし、割とそのあたりの扱いも手慣れています。
スカルノハッタ空港のSIM屋店員はそこらへんが割と淡白。お願いすればやってくれますが...しかも何も言わないと高いプランで買わせようとしてくるし...
路上で買っても設定やらアクチベーションやらはやってもらえるので空港で買うことによるサービス面のメリットは無いと思います。
違う点③朝は店がclose
と言ってもam7:00からやってはいます...
いかんせん深夜便で到着するのが早朝なので空港で2時間近く待つのもなあというこうとで路上で買ってます。まあ路上のSIM屋も早朝は少なかったりするんですが...
買う場所は分かりづらいですが空港でも早朝から購入することが可能です。詳細は次の項で(2018年8月追記)
それでも空港で買うなら
数千円しか違わないし、やっぱ早くインターネットしたいから空港で買うよという人のために空港で購入する場合についても書いておきます。
空港(ターミナル2)で購入する場合2通りの購入場所が有ります。
一番てっとり早いのが手荷物受取を抜けた後のタクシー手配場で購入するパターン。ここは24時間Simカードの購入が可能です。下の図の位置ですね。
ここについては探すまでも無く、手荷物受け取りを抜けると「タクシー!タクシー!」と声を掛けられます。ただし、Taxiとしか書いていないため一見してSimカードが購入できるとはわからないので注意しましょう。因みにここでタクシーを手配すると高いので自分は外で手配しています。
ここで購入しようとする場合データ量の多いプランしか有りません。自分が行ったときは25Gbのプランしかないと言われました。因みにその金額は350,000ルピア(約3000円)。Simカードの種類も選べないし基本的に早朝以外はここで買うのは避けたほうが良いと思います。
もう一つの購入場所はターミナル2出口付近のQueen CellularとCentral Cellularという店。基本的にはこっちで買う方がデータ量も選べるし、店員もいくらか親切です。下の写真はQueen Cellular。SIM cardと書いてありますね。
ほぼ到着はターミナル2だと思いますが、到着口からまっすぐ歩くと左手に見つかります。地図はこんなかんじ
分かりづらいですがオレンジの矢印が人の流れを表しています。まあ税関を出たらまっすぐ歩けば左手に見えますよ。
ここの問題点は営業時間が限られていること。営業時間はどちらもam7:00~pm12:00と早朝到着便だとまだ開いていないという....
値段はsimpatiの場合2Gbで180,000ルピア(約1500円)。これが最安のプランになります。データ量を増やしたければ20Gbで350,000ルピア(約3000円)のプランもあります。というかタクシー手配場だと25Gbで350,000ルピアだったぞ...まあ多分simpatiじゃないんでしょう。
因みにsimpatiでは無くXLのSimカードだと3.5Gbで180,000ルピア(約1500円)。ここで買うならXLの方が良いかもしれません。
どちらで買うにせよ空港では値段が路上に比べて高い上にプランもデータ量多めを勧めてきます。空港で買う場合はその点を頭に入れて置いたほうが良いかと思います。
路上で買う
私がいつも購入している路上SIM屋。場所は道路沿いを探せばどこにでも見つかります。下の写真のような店構え。
ガラスのショーケースが有ってPulsaと書いてあればSIM屋さん。こんな感じでSIMカードを並べて売っています。路上SIM屋はTelkomselのSimPATIを扱っていることが多いのも私がSimPATIを推す理由です。
買うときは店員にSimPATIのSIMカードを買う旨を伝えましょう。おそらく向こうからどのようなプランにするか聞かれると思いますので、値段を聞いて自分にあったプランを選べばよいと思います。目安として有効期間30日データ量10GBのプランでだいたい90,000ルピア(約700円)くらいです。場所によって値段は多少の前後があります。よくわからなければ10GBのプランにしておけばよいと思います。
購入時の注意としてアクチベーションも頼みましょう。その際に相手の携帯電話でアクチベーションしてもらうほうが良いです。日本の携帯を渡すと言語の設定を変えてあげないといけないですし、アクチベーションのため通話発信が必要なのですがこれがうまくいかなかったりします。あと、自分のスマホを渡すのにも抵抗を感じると思います。
アクチベーションが終わったら自分のスマホにSIMを挿して通信できているか確認して終了!必ず通信できているか確認してくださいね。SIM屋も親身になってくれると思います。
とは言ってもローカルとSIMの細かい話をするのは難しいんじゃないかと思いますよね。そんな人のために自分が7月にSIMを露店で買った時のやり取りはこんなでした。
アスマ(以下ア)「ハロー、シムパチプリーズ」
露天商(以下ロ)「ok、△○✕(聞き取れない単語)」
ア「テンギガバイト、テンギガバイト、イニ*1、イニ」(10GBと紙に書いて渡す)
ロ「oh,ok.90ribu,ok?」
ア「?」
ロ(90,000と紙に書く)
ア「オー、おーけーおーけ。アクチベーション、プリーズ」
ア「アクチベーション、ユーフォン、ユーフォン」
ロ「ok」(SIMのアクチベーションをする)
......
ロ「ok,try」
ア(自分のスマホで試して確認する)
ア「オッケー!サンキュー!!」
......
こんな感じ !全く参考にならないかと思いますが意外とインドネシア語無しでもボディランゲージと簡単な英語と勢いでいけます。
現実的な話をすると、インドネシアの人は英語は簡単な単語しか通じないので数字とかは紙に書いたり書いてもらったりすればお互い理解しやすいと思います。
いちばん重要なのは伝えたいという思いなのですが、混んでるときは待つようにしましょう。迷惑になりますからね。あと向こうも頑張って理解しようとしてくれるので自分は毎回少し多めにお金を渡すようにしています。
その他気になる点
パスポート番号の登録が必要だという情報を見たが?
ネットの情報をみると確かにそう書いてあることが多いです。確かに通話を行いたい場合は外国人の場合、通信会社のお店に行ってパスポート番号を登録する必要があります。
ただし、インターネットのみの利用の場合は必要ありません。SIM屋でも通話は使えないよと注意されると思います。
将来的にはネットのみの場合も規制されるようですが...
トラベラーズSIMは無いの?
たいてい空港で売ってますよね、7日間限定みたいなお得なやつ。インドネシアには有りませんのでご注意ください。基本的にSIMカードは有効期間30日となります。
まとめ
いろいろ書きましたが
1.日本でSIMフリースマホを手に入れる
2.現地でSIMカードを買う
3.ついでにアクチベーションをしてもらう
という流れで自分は現地SIMでインターネットを使っています。ただし最初から現地SIMを手に入れるのはハードルが高いかもしれません。心配な方は1回目の旅はレンタルWi-Fiを持っていき、そのときSIMを買う練習をして、次から現地SIMのみっていう手もあると思います。それぞれの旅のスタイルでどのようにするかは決めたほうが良いでしょうね。
※今回の記事は自分の経験した範囲の情報ですので間違ってるよとかこうしたほうが良いよという情報があればお教えください。
*1:イニとはインドネシア語で「これ」という意味です